初競りにかけられるズワイガニ=鳥取市賀露町西4で2024年11月7日午前8時34分、渕脇直樹撮影

 冬の山陰を代表する味覚、ズワイガニ漁が6日解禁され、鳥取市賀露町西4の鳥取港で7日、初競りがあった。最高は1杯150万円の値がついた。

 初競り式には漁協や行政関係者ら約200人が参加。船本源司・県漁協副組合長は「鳥取のカニのおいしさを全国に広めてほしい」とあいさつ。今季の漁の安全と大漁を祈念して三本締めした後、亀井一賀副知事の鐘を合図に競りが始まった。隠岐沖で採れたズワイガニが床に並べられ、競り人の威勢の良い掛け声が場内に響き渡っていた。競り落とされたズワイガニは主に県内のほか関西方面に出荷されるという。大型で身入りの良い最上級ブランドガニ「五輝星(いつきぼし)」はこの日、水揚げがなかった。

 とれたてのズワイガニを楽しむ「鳥取かにフェスタ」が16日午前9時~午後2時、鳥取市賀露町西4の県漁協賀露支所沖合荷さばき所をメイン会場に開かれる。ズワイガニが当たるビンゴ大会やカニ汁1000食の振る舞い、歌謡ショーなどがある。【渕脇直樹】

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