ユニチカは8日、2025年3月期の連結最終損益が103億円の赤字(前期は54億円の赤字)となる見通しだと発表した。従来予想は4億円の黒字としていたが、2期連続の赤字となる。フィルム事業で安価な中国製品の流入により東南アジアで市況が悪化し、インドネシア子会社で106億円の減損損失を計上したことなどが響いた。

売上高は1%増の1200億円、営業損益は30億円の黒字(前期は24億円の赤字)とする従来予想を据え置いた。コストダウンや高機能製品の拡販で収益拡大に引き続き取り組むとした。

同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、売上高が6%増の615億円、営業損益は22億円の黒字(前年同期は17億円の赤字)だった。製品の値上げなどで収益が改善した。減損損失や為替差損が生じたことなどもあり、最終損益は98億円の赤字(前年同期は4億円の赤字)となった。

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