SBI新生銀行が8日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比70%増の443億円だった。SBIグループ内の連携によって海外案件の手数料収益が増加した。法人向けの貸出金残高が増えたことなどで利息収入も伸びた。
本業のもうけを示す連結実質業務純益は前年同期比8%増の580億円だった。SBIグループとの連携効果については、24年度の150億円の目標に対して82%の進捗率(123億円)となった。川島克哉社長は8日の記者会見で「(SBIグループとの顧客紹介などで)確実に顧客基盤と収益基盤が整ってきた」と話した。
25年3月期通期の連結純利益予想は、前期比21%増の700億円で据え置いた。今後の成長戦略について、川島氏は「(SBI証券の子会社のSBIマネープラザとの)共同店舗を核に対面チャネルの拡充や法人の融資業務の拡大で、収益力を高めたい」と述べた。
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