貸会議室大手のティーケーピー(TKP)は8日、不動産向けIT(情報技術)企業などから少人数向けのレンタルオフィス事業を継承すると発表した。金額は非開示だが、十数億円とみられる。大から小規模までのレンタルオフィスを手掛けることで、幅広い顧客に対応できるようにする。
不動産向けシステムなどを提供するシステムソフト(東京・千代田)と賃貸住宅の仲介を手掛けるAPAMANが運営するレンタルオフィス「fabbit(ファビット)」を継承する。2社が関連事業から一部を切り出し、TKPに譲渡する。
ファビットは国内外に約20カ所のレンタルオフィスを持つ。TKPは2027年までに100拠点に増やす考え。既存のTKPの貸会議室の一部を転換するほか、新規出店も進める。TKPの河野貴輝社長は「人数に関係なくフレキシブルな事業を展開できる」と説明する。
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