静岡県の鈴木康友知事は8日の定例記者会見で静岡空港(牧之原市)の収益向上へ「国際線を中心に路線を増やす必要がある」との認識を示した。新型コロナウイルス以前は中国や韓国など東アジアの定期路線のみだったが、「タイなど東南アジアも含めて空港と県が一緒に営業をしかけていく」と話した。
静岡空港は2009年の開港から18年度まで管理運営収支の赤字が続き、19年に東急や三菱地所が出資する民間企業に運営権が移った。最近公表した24年3月期決算は最終赤字で特に国際線の回復が鈍い。東南アジアとのチャーター便などで訪日需要を獲得し、空港内の免税品販売増なども含めて収益改善につなげる。
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