茨城大学工学部は、県立日立第一高校付属中学校(日立市)の1年生約80人に、液体から銅を取り出す出前実験授業を1日実施した。日立市を創業の地とするJX金属の社員が講師役となり、銅がスマートフォンなどに使われる身近な金属と伝え一緒に実験した。
日立市内にキャンパスをもつ茨大工学部とJX金属は2023年7月にキャリア形成や次世代人材の育成などを巡り包括連携協定を締結。今回の授業も協定に基づき、中学生の理系への関心を高めて地域の将来を担う人材を育てようと初めて企画した。
同社ESG推進部の白井孝一担当課長は「学んだことが、どのように社会、産業で生かされているかを感じてほしい」と話す。実験手法は実際にレアメタルの回収などに応用されている。JX金属は茨城県内で日立市や北茨城市に主要拠点を置き、ひたちなか市で新工場を建設している。
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