日本トランスシティは11日、三重県四日市市で医療・介護向け食品専用の物流倉庫を稼働したと発表した。投資額は約10億円。高齢化の進展で高まる需要を取り込む。同日の決算記者会見で安藤仁社長が明らかにした。
倉庫面積は約9200平方メートル。搬送システムなど効率的にモノを動かす「マテリアル・ハンドリング(マテハン)機器」を導入し、作業の自動化や省人化を図った。現在は事業者向けだが「来年早々には、電子商取引(EC)業務への対応も追加していく予定だ」(安藤社長)という。
同日発表した2024年4〜9月期連結決算は、純利益が前年同期比22%増の31億円だった。前期に稼働した物流センター関連の費用計上がなくなった。売上高は同1%減の616億円だった。船舶の需給が緩和し、海上運賃が下がった影響を受けた。
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