住友金属鉱山は為替想定レートを見直し下方修正した(写真はチリのケブラダ・ブランカ銅鉱山)

住友金属鉱山は12日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比14%増の670億円になる見通しだと発表した。従来予想から60億円下方修正した。為替の円安によって在庫評価損益が悪化する。人員不足で海外鉱山の操業コストが想定より増えることも利益を押し下げる。

年間の想定為替レートは1ドル=146円32銭とし、約5円円高方向に見直した。修正後の通期純利益予想は事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、831億円)を下回った。年間配当予想は据え置き、前期比1円増の99円を見込む。

売上高は8%増の1兆5550億円を見込む。金属価格上昇の影響で20億円引き上げた。

同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比12%増の8001億円、純利益が23%増の465億円だった。金属価格の上昇や為替の円安が寄与した。

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