住友大阪セメントは12日、2025年3月期の連結純利益が前期比49%減の78億円になりそうだと発表した。従来予想(33%減の103億円)から25億円下振れする。国内のセメント販売量の減少が大きく響く。
売上高は前期比で横ばいの2238億円、営業利益は16%増の84億円を見込む。従来予想をそれぞれ57億円、27億円引き下げた。国内のセメント販売量が想定よりも落ち込む。24年度の国内セメント需要は3300万トンを見込み、当初の想定よりも200万トン引き下げた。半導体の需要回復も遅れており、半導体製造装置部品の販売も振るわない。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比84%減の9億4300万円だった。セメント販売量の減少や為替差損が響いた。売上高は微減の1086億円だった。
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