中国ハイアールグループの国内販売会社、ハイアールジャパンセールス(大阪市)は13日、容量が大きめのオーブンレンジを20日に発売すると発表した。電子レンジとオーブン、グリルを自動で切り替えて、加熱工程の手間を省く。家事の時間を短縮したい子育て世代や共働きの夫婦などを取り込みたい狙いだ。
新製品「ミラリィ」を全国の家電量販店などで販売する。価格は4万5000円。年間1万台の販売を目指す。これまでの同社のラインアップは単身世帯向けの容量17〜18リットルの電子レンジが中心で家族向けサイズの26リットルを販売するのは初めて。
電子レンジ、オーブン、グリルが自動で切り替わる機能を搭載した。冷凍食品などを電子レンジで解凍してから、グリル機能やオーブン機能で表面に焼き目を付けたり、食材の中心までしっかりと加熱したりできる。
セラミック製の角皿と電磁波が干渉しない金属製の焼き網を付属した。電子レンジで金属を使うと火花が散る危険性があったが、レンジで使っても火花が散らない設計にした。
ハイアールジャパンセールスの前田将徳副社長は「単身世帯向けではシェアを獲得できているが、大容量帯を市場投入し消費者層をさらに拡大していきたい」と意気込んだ。
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