宮城県の村井嘉浩知事は13日、女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機で起きたトラブルについて、東北電力に対して厳重注意したと明らかにした。村井知事は「事故があったならば、大変なことになる。凡ミスでは見過ごすことができない」と指摘した。

東北電の原子力部長が11月11日、原因と再発防止対策を県に報告した際に県の復興・危機管理部長が厳重注意した。県は施工管理の徹底や再発防止策の順守を要望した。

女川2号機は10月29日に再稼働したが、中性子を計測する検出器が原子炉内に送り込まれる途中で動かなくなり、点検のため11月4日に原子炉を停止。東北電によると、検出器のケーブルが通る案内管の接続部のナットが締め付け不足により緩み、ナットと管が外れたことが原因としている。

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