エイチ・アイ・エス(HIS)は14日、年末年始(12月27日〜2025年1月5日)期間の海外旅行の予約者数が前年比25%増になったと発表した。今年は土日祝をはさみ9連休と日並びがよいことから、欧州や中東など遠方へ旅行する人も増えている。1人当たりの平均単価は為替や航空運賃の上昇もあり、2割上がった。
調査は5日までにHISでツアーや航空券などを予約した人を対象とした。予約が最も多かった都市は韓国・ソウルで、台湾・台北、米ホノルルが続いた。3位のホノルルを除き10位までをアジア圏が占めた。
日並びの良さも追い風となり、長距離路線の地域は前年比で大きく伸びた。欧州は47%増、中東が83%増となった。
1人当たりの平均単価は21%増の24万1500円となった。連休にあわせて航空運賃が上昇している。韓国や台湾などの近場の旅行の割合が高いため、平均旅行期間は6.1日間と前年よりも0.2日間短くなった。出国ピークは12月28日、帰国ピークは25年1月3日だった。
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