カシオ計算機は14日、不正アクセスの影響で遅れている2024年4〜9月期決算を27日に発表すると明らかにした。半期報告書の提出期限延長の申請を関東財務局に提出し承認を得た。速やかに決算や会計監査人のレビュー手続きを完了し延長後の期限である12月13日までに半期報告書を提出するとしている。
同社によると、10月5日にランサムウエア(身代金要求型ウイルス)の被害を受け、会計システムへのアクセスを遮断した。現在は復旧したものの決算関連の業務に遅れが出ているという。
同日、日本経済新聞の取材に応じた増田裕一社長は「今回の件については厳しく受け止めている。再発防止策を講じているところだ」と話した。業績への影響については精査中だという。
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