ハイデイ日高は25年2月期中に3%程度の値上げを予定する

ハイデイ日高は12日、2025年2月期の単独税引き利益が前期比8%増の35億円になる見通しだと発表した。2年連続で最高益となる。主力の中華業態「日高屋」で値上げを予定しており、売り上げの伸びで原材料や人件費などの上昇を吸収する。好業績を反映し年間配当は前期から1円増やし1株36円とする。

売上高は7%増の520億円、営業利益は12%増の52億円を見込む。同日記者会見した青野敬成社長は「時期は未定だが、今期中に3%程度の値上げをする」と話した。駅前店舗を中心に夜間の営業時間を延ばすほか、タッチパネル式の注文端末の導入店を拡大し追加注文を増やしつつ、人件費の伸びは抑える。新規出店する20店も収益を押し上げる。

同日発表した24年2月期の単独決算は、売上高が前の期比28%増の487億円、税引き利益が2.1倍の32億円だった。いずれも過去最高を更新した。既存店の客数は前の期比18%増、客単価は6%増と好調で、既存店売上高は26%増だった。

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