NTTデータは12日、クラウド関連事業のテラスカイと資本業務提携すると発表した。テラスカイの主要株主であるNTTテクノクロスから買い取るなどしてテラスカイの株式を最大約20%取得する。テラスカイが強みを持つ顧客情報管理(CRM)システムのクラウドサービスを拡大する。
NTTデータは東京証券取引所の立会外取引「ToSTNeT(トストネット)1」を通じて、テラスカイの発行済み株式総数の10.76%にあたる約138万株をNTTテクノクロスから取得する。このほか5.21%にあたる67万株を市場買い付けで取得する。合計取得金額は30億〜40億円でテラスカイ株の保有比率は15.97%となる。
さらにテラスカイの潜在株式の67万株に相当する新株予約権を引き受ける。NTTデータが新株予約権を行使した場合の保有比率は20.12%になる。テラスカイが27年2月期までに25億円超の連結営業利益を達成することを行使条件とした。
テラスカイは米セールスフォースのクラウド型CRMシステムの導入支援サービスを手掛ける。国内では金融や保険、医療などの分野で数千件の導入実績を持つ。NTTデータはテラスカイの技術力やノウハウを取り込み関連事業で27年までに年間500億円の売り上げを目指す。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。