信販大手のオリエントコーポレーション(オリコ)は15日、大株主の伊藤忠商事が保有するオリコ株式の一部を売却したと明らかにした。伊藤忠の保有比率(議決権ベース)は16.53%から14.55%となり、オリコは伊藤忠の持ち分法適用会社から外れる。

東京証券取引所はプライム市場の上場を維持する基準として流通株式比率が「35%以上」であることを求めている。オリコの流通株式比率は24年3月末時点で29.6%で、オリコは26年3月末までに同基準を達成する計画を立てている。大株主の保有株放出は、流通株式比率を高める効果がある。

伊藤忠のオリコ株の保有比率(議決権ベース)はみずほ銀行に次いで2位で、売却後も順位は変わらない。オリコと伊藤忠が協業する自動車ローンや保険事業などの取り組みは継続する。

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