東北電力は15日、女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機の発電と送電を午後6時に開始したと発表した。2号機での発電は2010年以来14年ぶりとなる。
発電機の出力を100%の82万5000キロワットまで高めた後に安全確認のため原子炉をいったん停止する。機器を点検・確認して問題がなければ、原子力規制委員会の検査を経て12月にも営業運転を再開する予定だ。
女川2号機は東日本に立地する原発として震災後初めて10月29日に再稼働した。その後、機器の不具合が発生し11月4日に原子炉を停止した。機器の不具合を解消した上で13日に原子炉を再起動させ、核分裂反応が安定して続く「臨界」に達していた。
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