大手酒類卸の日本酒類販売(東京・中央)は15日、ベトナムのホーチミンにある酒卸売会社2社を連結子会社化したと発表した。海外法人を対象とした株式取得は初めて。日本産の酒や食品を輸出する海外拠点を広げ、海外での事業拡大につなげる。
取得額は非公開。7日にそれぞれの株式を75%取得した。2社の卸売会社は同一資本でホーチミンに本社を置く。拠点とする都市は同じだが販売エリアが異なっており、2社は「333(バーバーバー)」ブランドで有名なベトナムビール最大手、サイゴンビール・アルコール飲料総公社(サベコ)の商品を主に扱っている。
日本酒類販売はこれまでも米国や東南アジアなど海外向けに日本産の酒などの輸出事業をしてきた。地域に密着した海外法人の取得で販売拠点を置き、日本産の酒や食品の輸出販路を広げる。
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