アメリカのFRBのパウエル議長は14日に行った講演で「経済は利下げを急ぐ必要があるというシグナルを送ってはいない」などと発言しました。

これを受けて、FRBの利下げのペースが緩やかになるという見方から15日の東京外国為替市場では円を売ってドルを買う動きが進み、午前中は一時、1ドル=156円台後半まで値下がりしました。

ただ、その後は円を買い戻す動きも出て、午後5時時点の円相場は14日と比べて6銭、円高ドル安の1ドル=155円77銭~79銭でした。

一方、ユーロに対しては、14日と比べて1銭、円安ユーロ高の1ユーロ=164円42銭~46銭でした。

ユーロは、ドルに対して1ユーロ=1.0555~57ドルでした。

市場関係者は「18日には日銀の植田総裁の講演が予定され、今後の金融政策をめぐる発言に注目が集まっている」と話しています。

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