らっかせいまくら(写真は2015年に開発した第1弾)=まくら提供

寝具メーカーのまくら(千葉県柏市)は15日、同県の特産品として知られる落花生を詰め物にした枕を発売した。県内有数の産地である八街市などの落花生を使用し、廃棄されていた殻を熱分解炉で炭化させて使用したのが特徴だ。未利用のバイオ素材を生かした環境に優しい商品として売り込む。

炭化した落花生の殻を詰め物の素材に使った=まくら提供

「らっかせいまくら2」を同日発売した。商品は2015年に発売し、殻の洗浄コストの高騰などから販売中止に追い込まれていた枕の第2弾。第1弾では洗浄するなどにとどめていた落花生の殻を炭に加工することで、虫の発生リスクを抑えたり、消臭効果を持たせたりした。形状は引き続き落花生の形をモチーフとした。

バイオ炭を製造する大地(八街市)と連携することで商品化が実現したという。落花生の仕入れから枕の出荷まで全て千葉県内で行うのが特徴で、自社サイトなどインターネット限定で販売する。税込み7980円で年間300個の売り上げを目指す。

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