四国電力子会社の四国計測工業(香川県多度津町)はクラフトビールの新ブランド「Quad K Beer(クアッドケイビア)」の販売を始めた。専用装置で熟成させたホップを原料に使い、醸造所と協力して商品化した。香川県内の小売店や飲食店が定番商品の「あしたのセゾン」と期間限定商品の「mucaca(ムカカ)」を扱う。
四国計測工業が開発した熟成促進装置「エイジングブースター」を活用した。食材の表面を冷やしながらマイクロ波で内部を加熱できるため、飲食店などで牛肉などの熟成に使われている。牛肉の場合、通常2週間以上の熟成期間を1週間程度に短縮できる。
ビールの醸造はミロクブルワリー(同県丸亀市)が担った。期間限定のムカカは、地元のシルバー人材センターが無農薬で育てたイチジクを原料の一部に使用した。
クラフトビールは丸亀市のふるさと納税返礼品になる予定だ。四国計測工業は今後も地元の農産物を原料にしたクラフトビールを企画し、地域の活性化につなげる。
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