名古屋市は19日、中部電力と教育やまちづくりなどの分野で協力する包括連携協定を結んだ。生徒が将来設計について考える「キャリアタイム」の授業で、中部電力が小中学生向けにエネルギーに関するプログラムを提供する。環境保全をテーマにした出張授業も予定する。
中部電力の林欣吾社長は同日の協定締結式で「電気事業に小中学生から興味を持ってもらうのは大事なことなので教育に携われるのはありがたい」と話した。
名古屋競馬場跡地(名古屋市)の利活用や市中心部のまちづくりでも連携する。名古屋市の中田英雄副市長は「インフラの要の中部電と一緒に様々な社会課題に対処できるのは心強い」と述べた。これまでも市と中部電は災害時の早期復旧などで連携してきたが、より広範囲で地域課題の解決を目指す。
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