セガサミーホールディングス傘下のセガ エックスディー(XD)は19日、ゲームの要素を教育など他分野に取り入れる「ゲーミフィケーション」について、東京学芸大学(東京都小金井市)と連携協定を締結し、共同研究を始めると発表した。
2025年1月をメドに社内に専門部署「ゲーミフィケーション研究所(仮称)」を立ち上げ、教育現場のコミュニケーションをゲームの力で改善する研究などを進める。
ゲーミフィケーションはゲームの要素を活用し、教育や防災、健康などの分野に生かす取り組み。日本国内でも2010年代から注目が集まっていたが、その後、ブームが沈静化していた。ただ、世界的には市場規模が伸びており、今後10年で10倍以上になるとの予測もあるという。
セガXDはベネッセコーポレーションと共同でゲームを組み合わせた英語教材アプリの開発や、神奈川県の防災訓練でゲーム要素を取り入れた企画をするなど、ゲーミフィケーションの取り組みを進めてきた。研究所の立ち上げで、ゲーミフィケーションの体系化や市場調査、効果検証などに取り組む。
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