日本政府観光局によりますと10月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で331万2000人で、ことし7月の329万人を上回って、1か月間の旅行者数としては過去最多となりました。

外国人旅行者の増加傾向が続いていることに加え、紅葉シーズンを迎えたことが、全体を押し上げたとみられます。

国・地域別では
▽韓国からが73万2100人
▽中国からが58万2800人
▽台湾からが47万8900人
▽アメリカからが27万8500人などとなっています。

このうち中国からの旅行者数は、コロナ禍前には届かないものの、去年の同じ月と比べると2倍以上に増えていて、伸びが目立っています。

外国人旅行者のことしに入ってからの累計は3019万2600人となり、過去最速のペースで3000万人を超えました。

観光庁の秡川直也長官は会見で「欧米諸国からはコロナ禍前の2019年と比べると6割ほど増えている。この良いトレンドを続けていきたい」と話しました。

一方、日本から海外に出国した人は、ことしに入ってからの累計で1064万4900人とコロナ禍前を3割ほど下回っていて、回復の遅れが目立っています。

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