【ロンドン時事】英ロンドン交通局は19日、ロンドン都市圏を東西に横断する鉄道「エリザベス線」の運営を、東京メトロや住友商事などの合弁会社「GTSレール・オペレーションズ」に委託すると発表した。東京メトロは輸送サービスの知見を生かし、顧客満足度の向上に取り組む。
ロンドン交通局によると、現在の運営会社との契約が終了するのに伴って入札を実施。委託契約は2025年5月から7年間で、2年延長される可能性もあるという。
22年5月に開通したエリザベス線は、1日当たり70万人以上が乗降する主要路線の一つで、一部区間は地下を走る。ロンドン郊外のヒースロー空港と中心部などを結び、通勤客や観光客の足として利用されている。一方でサービス面の課題も多く、30年の新駅開業を控える中、東京メトロは運行の最適化や人材育成などに努める。
リバプール・ストリート駅に停車したエリザベス線の車両=10月17日、ロンドン(EPA時事)
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