中国の北京で21日から始まった展覧会には、日本や欧米など30余りの国や地域から300以上の医療機関や企業が出展しました。

日本のクリニックが出展したブースには多くの来場者が訪れ、高度な画像解析技術を活用した健康診断や、幹細胞を用いた再生医療など日本の先進的な医療サービスについて説明を受けていました。

このうち、北京の医療関係者の男性は「日本は再生医療や健康診断の分野で強みがあり、中国の富裕層の間で医療ツーリズムのニーズは高い」と話していました。

外務省によりますと、2023年に中国人を対象に発給された日本への医療滞在ビザはおよそ1500件と全体の6割以上を占め、最も多くなっています。

日本への医療インバウンドの仲介をしている「日本エマージェンシーアシスタンス」の中国法人の岡田弘樹総経理は「円安傾向が続き、日中関係も安定しつつある中、ハイエンドな健康診断や幹細胞治療などでインバウンドの商機はある」と話していました。

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