島根県と松江市、出雲市でつくる一畑電車沿線地域対策協議会は21日、臨時総会を開き、一畑電車(出雲市)に対する2025〜34年度の次期支援計画の素案を了承した。鉄道施設の維持・整備費用として10年間で計80億円を見込む。このうち県が28億円、松江市が10億円、出雲市が18億円、国が23億円を負担する。
一畑電車は所有権を移転せずに線路などのインフラ管理と運行を別にする「みなし上下分離方式」を採用している。同日は24〜26年度で計4両の新車両を導入する計画について、国の新たな支援制度を26年度から活用し、県と2市の財政負担を軽減する方針も了承した。
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