きのこ大手のホクトは、上田第一きのこセンター(長野県上田市)の火災により未定としていた2025年3月期の業績予想に関し、来月の公表を目指す。22日のオンライン決算説明会で水野雅義社長が方針を示した。25年3月期を初年度とする新中期経営計画の発表も延期したが、25年3月期の決算発表の時期には公表できるようにするという。
10月末に起きた上田第一きのこセンターの火災では、延べ床面積約2万平方メートルの同センターの3分の1にあたる作業棟が全焼した。出火原因などは調査中だが、来月以降に解体作業を始める計画だ。水野社長は「来年の今ごろには(工場を再建し)生産できるようにしたい」と話した。
同拠点は同社のブナシメジ国内生産量の約7%を担う拠点だった。キノコの需要が高まる冬に関しては、他の生産拠点も生産の余力が少なく同拠点の生産量全てを補うことは難しく「減産になる」(水野社長)という。需要が落ち着く夏などは他拠点で増産し、同拠点分を補う。
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