中国最大規模の旅行博覧会は22日から上海で始まり、80を超える国と地域から政府機関や企業などが参加しています。

日本の自治体や遊園地を運営する企業などもPRのためのブースを設け、東北地方のブースでは観光名所のポストカードを配っていたほか、北海道のブースでは、ゴルフ客の誘致などについて中国の企業関係者と商談する姿が見られました。

日本政府観光局によりますと、ことし、10月末までに日本を訪れた中国人の数はコロナ禍前の2019年の同じ期間と比べて7割ほどにとどまっていて、上海と日本の地方空港を結ぶ直行便の数がかつての水準に戻っていないところが多くあるということです。

また、観光で日本を訪れる中国人のうち個人旅行客はコロナ禍以前の水準を上回っているものの、団体旅行客は以前の3割弱にとどまっているとみられるということです。

日本政府観光局上海事務所の薬丸裕 所長は「訪日中国人は消費金額も高く、日本をよく知っている人が増えている。地方の魅力などの発信に力を入れ、根強いファンを作っていきたい」と話していました。

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