旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は25日、コロナ禍で雇用維持に協力した企業に支給された雇用調整助成金(雇調金)について、子会社のナンバーワントラベル渋谷(東京)が不正受給していた可能性が極めて高いと発表した。
HISは、グループ全体での不正の有無を調査しており、来月13日に予定していた2024年10月期連結決算の発表を延期する。
雇調金は、事業主が従業員に支払う休業手当の一部を助成する制度。HISによると、ナンバーワントラベル渋谷は20年4月から23年3月まで総額約1億円の雇調金を受給した。現在、東京労働局が実際の不正受給額などについて調べている。
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