KDDIは26日、携帯電話ブランドのauとグループの金融サービスを併用する契約者に特典を付ける新プランを始めると発表した。運営に参画する共通ポイント「Ponta(ポンタ)」で、1カ月あたり最大4000円相当のポイントを付与する。従来プランの最大1200円相当の特典から上積みする。
新プラン「auマネ活プラン+(プラス)」を12月3日に始める。データ容量は使い放題で、月額料金は8778円と従来プランに比べ1540円引き上げた。一方、ポイント付与や割引特典などを全て考慮した場合の月額料金は3678円と1260円引き下げた。
グループのクレジットカード「au PAYカード」で月7万5000円以上の買い物をすると1500ポイント、キャッシュレス決済「au PAY」でも同じ条件で1500ポイントを還元する。加えてインターネット銀「auじぶん銀行」などの利用状況に応じて最大1000ポイントを付与する。
140万人超の契約者を抱える従来プランの新規受け付けは終える。新プランへの移行には変更手続きが必要になる。
携帯電話大手による契約者の獲得競争は激しい。KDDIが26日に開いた説明会で、渡辺和也マーケティング本部副本部長は「ポイント還元で『経済圏』の付加価値を高めていく」と述べた。
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