特別なめっき処理を施した角型鋼管

神戸製鋼所は27日、加古川製鉄所(兵庫県加古川市)に320億円の設備投資をすると発表した。耐食性やきれいな表面を持つ鋼板を作るめっき工程に設備を追加する。2028年の稼働を見込む。長寿命化につながるため、住宅や建築、自動車など幅広い分野で需要を見込む。

対象のめっき工程は日新製鋼(現日本製鉄)の保有技術。神鋼は17年に日新製鋼と契約を結んでから、生産の一部を同社に任せながら神鋼ブランドとして販売してきた。足元で同工程による鋼材販売が増えたため、自社製鉄所で一貫生産できるようにする。

生産能力は年約25万トン。28年8月に稼働を始めたあと顧客の製品評価などを経て、実際の鋼材販売は29年8月からを見込む。

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