すかいらーくホールディングス(HD)は27日、顧客による迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」に関する行動指針を策定したと発表した。威圧的な言動や不合理な要求のほか、SNS上での誹謗(ひぼう)中傷などをカスハラと定めた。今後の入店を拒否する場合もあると明記した。
すかいらーくHDは、「身体的・精神的な暴言」や「合理的範囲を超える時間的拘束」「SNSやインターネット上での誹謗中傷」「不当・不合理な要求」などがカスハラに相当すると定義した。
今後のカスハラ対策として社内に相談窓口を設置するほか、社員向けにカスハラを受けた際の対処法を学ぶ研修を実施する。解決が難しい場合には入店を拒否する場合もあるとした。場合によっては警察や弁護士と連携して対応する。
小売りやサービス関連企業など消費者との接点が多い企業は、カスハラへの対応策を進めている。10月にはファミリーレストラン「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズが対応方針を公開した。
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