第一工業製薬は27日、塗料や接着剤に使う界面活性剤「アクアロン」で環境負荷を抑えた製品を約4割増やしたと発表した。溶け出しにくい「反応性界面活性剤」と呼ぶ素材を用いた。販売量を2030年度に23年度比5割増やすことを目指す。
従来は内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)への影響が指摘されるノニルフェノールと呼ぶ界面活性剤を使う製品が多かった。同素材への規制が強まっていることを受け、塗料メーカーなどに新素材を売り込む。ノニルフェノールを含む製品は順次廃止する方針だという。
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