スリーシェイクはシステム構築支援が主力で、サイバー攻撃に対する脆弱性を自動で診断するソフトも販売している(製品の利用画面)

システム構築支援のスリーシェイク(東京・新宿)は27日、第三者割当増資で10億円を調達したと発表した。NTTデータとSCSKがそれぞれ5億円出資し、業務提携も結んだ。製品の連携や人材育成で協力するほか、調達した資金でエンジニアの採用も進め、2027年までに2倍以上の200人に増やす。

スリーシェイクは15年設立のスタートアップ。クラウドを使ったシステムの設計技術に強みを持つ。企業への技術支援が主力で、トヨタ自動車や楽天カードなど大手を中心に約20社を顧客に持つ。サイトなどのサイバー攻撃に対する脆弱性を自動で診断するソフトやデータ連携を効率化するシステムも販売している。

NTTデータが提供するサービスや今後開発する製品にスリーシェイクのセキュリティー診断ソフトを導入してもらう。SCSKとはクラウドに詳しい人材の育成を目的とした人材交流を進める。

スリーシェイクの吉田拓真代表は「システム開発を内製化したい企業への需要対応やセキュリティー診断ソフトの新機能開発に力を入れる」と話す。

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