徳島大学病院（徳島市）は、同病院が手がける最新の医療技術を紹介する一般向けの書籍「世界に誇れる最新医療」を発行した。消化器内科や脳神経外科、整形外科、産科婦人科、小児歯科など各診療科の担当医らが、治療の最前線を分かりやすく解説する。病院創立80周年の記念事業の一環だ。
カラー写真や図表を豊富に使い、医療関連の用語には読みがなや分かりやすい説明を添えた。巻頭特集で仮想現実（VR）やロボットを活用した手術の仕組み、日進月歩で進化するがん治療やゲノム（全遺伝情報）医療の最前線などを紹介。後半は動脈硬化や骨粗しょう症、歯周病など、読者が関心のある病気や症状から治療情報を探せるようにした。
香美祥二病院長は「県民はもちろん、幅広い読者に参考にしてもらえれば」と話す。A4判160ページで、価格は1650円。徳島県内の主な書店やネット通販で販売する。
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