「遊戯業界で中東への注目が集まっている」と話すのはアトラクション装置など遊戯機械を製造する三精テクノロジーズの板垣治副社長だ。中東では大型テーマパークの建設構想が相次いで立ち上がっており、引き合いが増えている。

決算会見で業績を説明する三精テクノロジーズの板垣治副社長

同社の2024年4〜9月期の連結売上高は前年同期比17%増の273億円となった。新型コロナウイルス禍明けで世界的にテーマパークの来場者が回復している。欧米の施設の設備投資需要が業績拡大を支えている。

ただ先行きには懸念もあり、「米国の関税の動向には注視している」という。トランプ次期米大統領は自国産業を守るため関税強化の方針を打ち出している。今後の状況次第では、米国子会社での現地生産の拡大も視野に入れる。

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