富山地方鉄道(富山市)の鉄道3路線の運営支援を巡り、富山県と沿線7市町村が28日に検討会を設立した。通勤・通学や観光など沿線ごとに関わり方が異なるため自治体間で協議を進め、存続に向けた応分の負担などを詰めていく。

富山地方鉄道鉄道線のあり方検討会が28日に発足した

同鉄道の本線、立山線、不二越上滝線の3路線がある富山市、魚津市、滑川市、黒部市、舟橋村、上市町、立山町と県が参加する。28日の初回会合では、新田八朗知事と7市町村の首長が参加し、富山市の藤井裕久市長を会長に選出した。検討会に先行して沿線市町村は県の参加を要望していた。今後は県も交えて議論を進めていく。

富山地鉄の鉄道事業はコスト増などで経営悪化が続いており、現状の運営形態の維持が難しく沿線自治体に支援を求めていた。

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