経済産業省によりますと、10月の鉱工業生産指数は2020年を100とした指数で104.3となり、前の月を3%上回りました。
上昇は2か月連続です。
業種別では15業種のうち11業種で上昇し、このうち、
▽「生産用機械工業」は半導体製造装置が中国や台湾向けの輸出で増えたことなどを受けて21.7%上昇しました。
▽「自動車工業」は普通乗用車の輸出が増えて6.4%、
▽「金属製品工業」は自動車向けのばねの生産が増えたことなどで8.1%、それぞれ上昇しました。
一方、11月と12月の生産は低下を見込んでいて、企業の生産活動の基調判断を「一進一退」に据え置きました。
今後の見通しについて経済産業省は「主要な輸出先であるアメリカや中国など海外の経済動向のほか、国内の消費や物価の状況による影響なども注意深く見ていきたい」としています。
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