群馬県太田市は認知症予防アプリを使うとたまる「太田わくわくポイント(略称わくポ)」を始めた。ベスプラ(東京・渋谷)が提供する「脳にいいアプリ」をスマートフォンで使うとポイントが付き、電子マネーに交換できる。市内の高齢者に利用を促し、健康寿命を延ばしてもらう。
アプリは計算問題などの脳トレーニングのほか歩数計測や食事管理に対応。歩数や脳トレの目標値を達成するとポイントを得られる。認知症予防セミナーなど市主催のイベント参加でも付与する。
1ポイントを0.7円とし「PayPay(ペイペイ)」に交換できる。今後、市独自の電子地域通貨「OTACO(おたこ)」にも同1円で交換できるようにする。ポイント制度の対象は市内在住で65歳以上のスマホを持つ人とする。
市介護サービス課の担当者は「健康寿命を延ばしてもらうため、健康づくりを応援していければ」と話す。同市は2023年6月にベスプラと包括連携協定を結んだ。
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