価格を抑え、中小企業でも配膳ロボットを導入しやすくした

プリファードネットワークス(東京・千代田)子会社で人工知能(AI)ロボット開発のプリファードロボティクス(同)は1日、同社の配膳ロボットが中小企業向けの補助金支給の対象になったと発表した。顧客企業の1台あたりの導入費用は約34万円からと、従来の半額に抑えられる。人手不足に悩むレストランやホテル、病院などでの需要を見込む。

配膳ロボット「カチャカプロ」が中小企業基盤整備機構(中小機構)が手がける支援策「中小企業省力化投資補助金」の対象になった。一般的な配膳ロボットの導入には1台あたり100万円以上がかかるという。

カチャカプロは、音声の指示で棚などを運んでくれる家庭用自律移動ロボット「カチャカ」の法人向け機器。掃除ロボット「ルンバ」ほどのサイズの自律移動ロボットが専用の棚と結合して、料理やドリンクを目的地まで運ぶ。スマートフォンのアプリを使って導入でき、初期設定の手間がかからない。用途に合わせて棚の形状などを選ぶこともできる。

今回の補助金の対象はレストランとホテルでの配膳ロボットとしての活用のみ。プリファードロボティクスとしては今後、病院などでも拡販していく方針だ。

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