国内のスタートアップが11月25〜29日に発表した主な資金調達をまとめました。各社の資金調達に関する記事やこれまでの関連記事を取り上げます。
ACCELStars 10億9000万円
睡眠検査サービスを手掛ける東京大学発のACCELStars(アクセルスターズ、福岡県久留米市)は第三者割当増資で10億9000万円を調達したと発表しました。企業との提携による営業や人材採用などに投じます。
コノセル 20億円
個別指導塾を展開するコノセル(東京・新宿)はオリエンタルランド・イノベーションズから20億円を調達したと発表しました。
アルパカラボ 約3億円
運転代行の配車アプリを手掛けるAlpaca.Lab(アルパカラボ、沖縄県中城村)はサカイ引越センターやMIXIなど8社を引受先とした第三者割当増資で約3億円を調達したと発表しました。サービスの拡充や営業の強化に投じます。
運転代行アプリのアルパカ、3億円調達 サカイ引越などゼスト 約5億4000万円
訪問看護・介護の日程作成システムのデジタルトランスフォーメーション(DX)を手掛けるゼスト(東京・新宿)は第三者割当増資で5億3500万円を調達したと発表しました。看護・介護のサービスを受ける利用者の家族と訪問時間や現在の位置情報を共有できるアプリの開発などに充てます。
ゼスト、5億3500万円調達 訪問看護アプリの開発にストリーモ 5億円
ホンダ発スタートアップのストリーモ(東京・墨田)はベンチャーキャピタル(VC)のデライト・ベンチャーズなどを引受先として5億円を調達したと発表しました。個人向けのサブスクリプションサービスを始めたほか、人材採用に充てます。
Habitto 18億円
シンガポール発のフィンテック企業でデジタルバンクを運営するHabitto(ハビット、東京・渋谷)はVCの米QEDインベスターズなどから18億円を調達したと発表しました。利用者数の拡大に向けファイナンシャルアドバイザーの採用などに投じます。
デジタルバンクHabitto、18億円調達 アドバイザー増員スリーシェイク 10億円
システム構築支援のスリーシェイク(東京・新宿)は第三者割当増資で10億円を調達したと発表しました。NTTデータとSCSKがそれぞれ5億円出資したほか、業務提携も結びました。製品の連携や人材育成で協力するほか、調達した資金でエンジニアの採用も進めます。
スリーシェイク、10億円調達 NTTデータとSCSKが出資Power Diamond Systems 7億円
早稲田大学発スタートアップのPower Diamond Systems(パワーダイヤモンドシステムズ、東京・新宿)は政府系ファンドのJICベンチャー・グロース・インベストメンツなどを引受先とする第三者割当増資で7億円を調達したと発表しました。基板に人工ダイヤモンドを使う「ダイヤモンド半導体」を組み込んだモジュール(複合部品)を数年内に開発します。
早稲田大新興PDS、7億円調達 ダイヤモンド半導体開発TAIAN 約6億円
結婚式場向けクラウドシステムを手掛けるTAIAN(タイアン、東京・新宿)はVCのジェネシア・ベンチャーズなどを引受先とする第三者割当増資で約6億円を調達したと発表しました。2025年春をめどに顧客企業の従業員の会社への帰属意識の向上を後押しするコンサルティング事業を始めます。
TAIAN、顧客企業社員の離職防止策を助言 6億円調達Lecto 8億5000万円
督促・回収をデジタル化するLecto(レクト、東京・渋谷)は第三者割当増資などで8億5000万円を調達したと発表しました。販売拡大に向けた体制強化のための人材採用やマーケティング、営業に充てます。
Lectoが8.5億円調達 債権管理や督促をデジタル化ARCH 9億円
IT(情報技術)を活用して不妊治療専門クリニックの運営を支援するARCH(アーチ、東京・目黒)はVCのANRIなどを引受先とする第三者割当増資などで約9億円を調達したと発表しました。現在は医師と連携して都内で1施設を支援しています。調達資金は新規出店に向けた資金支援などに投じます。
ARCH、9億円調達 不妊治療クリニック開業を支援鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。