盛岡市は2日、市職員の質問に生成AI(人工知能)が回答する実証実験を始めた。条例や規則を学習させ、職員の会計処理や休日の取り方などの質問に対応する。実際に職員の利用が可能になるのは12月中旬の見込みだ。
NECが開発した行政分野に特化した生成AIを使う。庁内の会計、職員、情報企画の3課の諸規定を読み込ませている段階だ。2025年2月まで回答の正確さや有用性を検証する。
庁内他部署への拡大や市民に対する外部活用は、情報セキュリティー面での課題もにらみながら25年度以降検討する。内舘茂市長は2日の記者会見で「まずは庁内で実証実験をして、活用できるものはどんどん活用していきたい」と述べた。
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