日立建機はインド人材の採用を増やして建機開発の体制を強化する

日立建機は3日、建設機械の開発・設計を担う子会社をインドに設立すると発表した。日本国内で手掛けるグローバル製品の開発を同国にも広げ、体制に厚みを持たせる。機械工学やIT(情報技術)を学ぶ人材がインドで増えており、2027年度までに子会社の従業員を200人規模にする。

子会社は12月下旬に南部のカルナタカ州に設立する。社名は日立建機開発センターインドで、日立建機が94%、日立建機ティエラが6%それぞれ出資する。子会社は日立建機が世界販売する油圧ショベルやホイールローダなどの開発のほか、車体の騒音や振動などの解析を担う。

日立建機はインドの自動車大手、タタ自動車との合弁会社であるタタ日立も同国に設けている。タタ日立はインド国内向けに改良した建機の開発・販売を担う。グローバル製品の開発をインドで手掛けるのは日立建機開発センターインドが初めてとなる。

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