ソニーグループは3日、発売から30周年を迎えた家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」向けに発売されたヒットタイトルをたたえる表彰式を開催した。ユーザー投票により、PSの各世代を代表するヒット作として「FINAL FANTASY VII(ファイナルファンタジー7)」や「ELDEN RING(エルデンリング)」などが選ばれた。
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ソニーGのゲーム会社、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が開催した。日本・アジア地域のソフト会社が開発したタイトルを表彰した。「プレステの父」と呼ばれる久多良木健氏やSIEのPS事業担当CEO(最高経営責任者)の西野秀明氏も参加した。
初代PS世代の代表作として選ばれたFF7は1997年に発売した。人気のFFシリーズのなかでも屈指の名作といわれ、PSが躍進するきっかけの1つとなった。PS2世代でも「FF10」が選ばれた。
PS3世代ではステルスアクションとして人気のメタルギアシリーズから「メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」(コナミデジタルエンタテインメント)、PS4世代ではアクションRPGのエルデンリング(フロム・ソフトウェア)が選ばれた。
エルデンリングは24年9月までの1年間で発売されたタイトルのうち、世界売り上げ上位3タイトルに贈られる賞も追加コンテンツによって受賞した。同賞には配信から4日もたたずに世界販売が1000万本を超えたアクションRPG「黒神話:悟空」(中国のゲームサイエンス)、「FF7リバース」(スクエニ)もノミネートした。
過去3年間で「安定して大きな影響を与え、商業的な成功を収めたタイトル」として中国発の「原神」(ホヨバース)が選ばれた。
初代PSは1994年12月3日に発売され、PS5までの世界の累計販売台数は5億3000万台以上(据え置き機のみ)にのぼる。
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