四国運輸局は3日、松山市に本社を置く「伊予鉄バス」が運行する予定の車両1台を自動運転の「レベル4」として認可したと発表しました。
「レベル4」はドライバーが不要となる自動運転の技術で、日本国内では去年、ルートや速度など特定の条件のもとで解禁されました。
国土交通省によりますと、今後、「レベル4」の車両が路線バスとして認可され、本格的な運行が始まれば全国で初めてになる見通しです。
車両の最高時速は35キロ、いずれも松山市内にある伊予鉄道の高浜駅から松山観光港までの往復およそ1.6キロの区間をセンサーやカメラなどで位置のほか、車両や歩行者などの周囲の状況を確認しながら定められたルートで運行する計画です。
会社では運行本数や安全対策などの詳細は決まりしだい、発表するとしています。
バス業界では運転手の人手不足が深刻化していて、会社では自動運転車両の導入を進めることで担い手不足の解消につなげたい考えがあるとみられます。
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