内田洋行が3日発表した2024年8〜10月期の連結純利益は、前年同期比46%減の12億円だった。ICT(情報通信技術)教育向けのネットワーク構築など教育設備の大型案件のほか、インボイス(適格請求書)制度を受けた企業向けシステムの受注が前年に盛り上がった反動が出た。
売上高は1%減の525億円、営業利益は49%減の15億円だった。部門別にみると、公共関連事業では前年に小中学校でICT教育に対応する設備改修の大型案件が相次いだ反動で、営業利益は10億円と57%減った。
情報関連事業の営業利益は37%減の4億6700万円だった。大手企業を中心にサブスクリプション(定額課金)による業務クラウドの契約が好調だったが、前年にあった中小企業向け業務システムの受注増の反動減を補えなかった。
25年7月期通期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比8%増の3000億円、純利益は3%増の72億円を見込む。
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