小林製薬をめぐっては、積極的な経営改革を求める「アクティビスト」として知られる香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が、先月19日時点で、小林製薬の発行済み株式の7.54%を取得しています。
そうした中、紅麹の成分を含むサプリメントをめぐる一連の問題を受けて、オアシスが
▽創業家出身の前会長、小林一雅特別顧問
▽前社長の小林章浩取締役
▽山根聡社長
▽社外取締役4人の
合わせて7人について「会社に損害を与えた」などとして、合わせて100億円余りの損害賠償を求めて提訴するよう会社側に求めていることが関係者への取材で分かりました。
このほかにもオアシスは、小林特別顧問が会長職を退いてもいまだに会社の会長室を使い続けていると指摘したうえで「経営陣は、創業家依存からの脱却を進める意思があるのか疑わしい」などと主張し、一連の問題の再調査と、新たな社外取締役の選任を求める株主提案を行っています。
ファンド側の要求が強まる中、小林製薬がどう対応するかが焦点です。
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