日産はファン交流を通じ、自社製品への需要を喚起する

日産自動車は5日、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用したファン交流サービスを始めると発表した。データの改ざんが難しいNFT(非代替性トークン)を会員証として発行し、NFTを持った日産車の利用者と日産がSNS上でやりとりする。日産車への愛着を高めてもらい、中長期的な販売促進につなげる。

サービス名は「ニッサンパスポート」で、5日からNFTの募集を始める。SNSの「ディスコード」上で日産車の利用者が日産に対し、新たなサービスの提案や欲しい車の要望などをする。SNS上の投稿頻度などに応じトークン(電子証票)を獲得でき、トークンを使うことで日産車の試乗体験に応募できる。

サービスの機能は段階的に増やす。日産車のオンライン販売や修理の履歴を見られるサービスなどの追加を想定する。

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