政府はオーストラリア海軍が導入を計画する次期フリゲート艦で、海上自衛隊の「もがみ」型護衛艦の輸出に向けて関連企業との官民合同委員会を設置する方針だ。候補にはドイツのフリゲート艦も最終候補として挙がる。共同開発の指名獲得をめざす。

防衛省関係者が5日、明かした。もがみ型の輸出が実現すれば護衛艦で初めてとなる防衛装備移転の案件となる。

政府はもがみ型が選定された場合、共同開発・生産を認めると11月に決めている。豪政府は100億豪ドル(およそ9800億円)規模の投資で艦艇を2030年までに導入する計画だ。

もがみ型は三菱重工業が建造する最新鋭の護衛艦だ。相手のレーダーにうつりにくいステルス性能の高さや、従来の護衛艦のおよそ半数の人数で運用できる「省人化」が特徴だ。

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